ベルリン・テレビ塔 Berlin TV Tower
高さ368メートル、ベルリン・テレビ塔はドイツ全土で最も高い建築物です。1965年から1969年にかけて東ドイツの郵便省(DDR郵便)によって建設され、完成当時は世界第2位の高さを誇る電波塔でした。現在は年間100万人を超える訪問者が訪れ、ドイツ屈指の観光スポットに名を連ねています。塔の内部は単なる送信アンテナにとどまらず、高さ203メートルにはバーを併設した展望フロアが、207メートルには回転レストランがあります。かつて東ドイツが政治的な国家シンボルとして誇示したこの塔は、ドイツ統一後にベルリン全体の都市的象徴へと変わり、1979年から文化財として保護されています。塔基部の折板屋根が印象的な展館に入り、塔を見上げると、冷戦時代の建設史が随所に刻まれています。
ドイツ · 4 中に隠れた小さな見どころ
中に隠れた小さな見どころ
テレビ塔の映画館(閉館済み)
テレビ塔の南棟にあった映画館はすでに閉館していますが、その存在こそが、当時の東ドイツがこの塔をどう位置づけていたかを物語っています。単なる放送塔ではなく、首都の文化の中心としての役割です。映画館は塔の基部を囲む環状棟(Umbauung)の南翼にあり、建築群全体が完成した1972年に合わせて開業しました。東ベルリン中心部のミッテ区にあった映画館で、塔基部の建物のすぐそばに位置していました。現在は「かつての映画館」という存在で、その場所はこれまでに何度も用途を変えてきました。南翼を通るときは、今の空間の様子と、当時の断面写真とを見比べてみてください。
出典: wikidata.org · de.wikipedia.org
テレビ塔基部の環状建物
入場券がなくても、塔の基部をぐるりと歩いて回ることができます。環状建物(ドイツ語:Umbauung、通称「Fußumbauung」)は、送信塔の足元を取り囲む2階建ての建築群で、入口パビリオン、両翼の棟、そして各部をつなぐ散策フロアで構成されています。特に目を引くのが鉄筋コンクリートの折板屋根です——大きく張り出した尖った庇が、自由階段と塔の入口両脇に向かって傾き、端はほんの数センチのところで地面をかすめています。この建築群は1968年から1972年にかけて、建築家ヴァルター・ヘルツォーク(Walter Herzog)の設計、構造エンジニアのロルフ・ハイダー(Rolf Heider)の計画によって建設されました。
出典: de.wikipedia.org
Alex 35(ベルリンの熊の彫像)
塔のふもとの広場に、一頭の熊が立っています。これは「Alex 35」、ベルリンの熊(Berliner Bär)をモチーフにしたパブリックアート群の一体で、TV Turm GmbH が協賛して設置したものです。この熊の彫像プロジェクト「バディ・ベア(Buddy Bears)」は、実業家のクラウス&エヴァ・ヘアリッツ夫妻と彫刻家ローマン・シュトロブルが共同で立ち上げ、2001年に最初の熊たちがベルリンの街頭に登場しました。熊はベルリンの市章に描かれた象徴的な動物で、ペイントを施されたこのガラス繊維製の熊の彫像は、いまでは市内500か所以上に点在しています。この熊の名前にある「Alex」は、アレクサンダー広場の愛称で、テレビ塔と並ぶ東ベルリンの中心的なランドマークです。「35」は、同じ場所のグループ内での番号を表しています。熊のお腹や台座に、作家のサインや図柄の細部が残されていないか、ぜひ注目してみてください。
出典: overpass-api.de · en.wikipedia.org
塔球(展望フロアと回転レストラン)
見上げてください、あの銀灰色の球体が「タワーポッド(塔球)」です。直径32メートル、容積はおよそ1万7000立方メートル、球の中心は高さ213.78メートルにあります。7フロア分の高さを持つ外皮は台形のパネルをつなぎ合わせて構成されており、各パネルは基面から15センチ突き出しているため、無数の銀灰色の小さなピラミッドが並ぶ姿になっています。1000個を超えるピラミッドが3500平方メートルの外皮をダイヤモンドのようにきらめかせています。訪問者向けのフロア以外のほとんどの階には大きな窓がなく、小さな舷窓(Bullaugen)だけで採光しています。
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よくある質問
ベルリン・テレビ塔の中で見逃せない小さな見どころは?
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