太陽のピラミッド Pyramid of the Sun
中米最大級のピラミッドであり、テオティワカン遺跡でもっとも巨大な建造物です。高さ65メートルの土石の山は、遠くからでも視線を圧倒します。月のピラミッドとこの古代都市の間に威風堂々とそびえ、「死者の大通り」の軸線のひとつを封じるように立ち、都市中心部の街区全体がこの建物の向きに合わせて設計されました。建設が始まったのはツァクアリ期(西元1〜150年頃)——テオティワカンが中米の中心都市として台頭した時代です。整然と切り出された石ではなく、赤・茶・黒の火山岩の破片で覆われた土盛りの塔。麓から見上げるだけでは足りません。本当の物語は、その足元に口を開ける地底の洞窟へと続くトンネルの奥に隠されています。
メキシコ · 1 中に隠れた小さな見どころ
中に隠れた小さな見どころ
太陽のピラミッド
いま目の前に広がる赤褐色の斑紋を帯びた石面は、実はあとになって露わになったものです。かつてこの地に暮らした建造者たちは、ピラミッド全体を漆喰で塗り固め、四面それぞれに異なる色を施していました——遠くから眺めれば、鮮やかな彩色の山に見えたことでしょう。さらに興味深いのは、その名前です。「太陽のピラミッド」は本来の名称ではなく、廃墟となったのちに後世の人々が付けたもの。メシカの人々はこれを「encierro del sol(太陽の幽閉)」と呼んでいましたが、実際にここで祀られていたのは太陽ではなく雨神トラロックだったと主張する研究者もいます。あなたが今見ているのは、後世に命名され直され、本来の意味をすでに失った聖所の姿です。
出典: es.wikipedia.org
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