ヴェルサイユ宮殿 Palace of Versailles
ヴェルサイユ宮殿はパリの南西約16キロに位置し、フランスを代表する歴史的建造物です。ルイ14世・15世・16世が主要な居所として使用し、1682年5月6日から1789年10月6日まで、国王・宮廷・政府がここに常駐しました。ルイ14世がフランス王権の象徴として建設したこの宮殿は、古典主義建築の傑作のひとつです。総面積6万3,000平方メートル超、2,300の部屋、そして815ヘクタールに及ぶ庭園を誇ります。大広間、謁見の間、中庭、大階段——どこを歩いても、多くの観光客が足早に通り過ぎてしまった物語が静かに息づいています。
フランス · 37 中に隠れた小さな見どころ
中に隠れた小さな見どころ
大使の階段
今日のヴェルサイユ宮殿に、この階段はもう存在しません。しかし17世紀、各国の大使たちはまさにこの壮麗な折り返し式石段を上り、国王への拝謁と信任状の奉呈を待ちました——「大使の階段」という名はそこに由来します。「ヴェルサイユの大階段」とも呼ばれ、貴賓を迎えるための名誉の階段として、1672年から1679年にかけて建築家フランソワ・ドルベイと画家シャルル・ル・ブランによって設計・装飾されました。
フランス歴史博物館(ヴェルサイユ)
今日あなたがチケットを買ってヴェルサイユ宮殿に入れるのは、ある国王が廃墟同然だった王室宮殿を博物館へと生まれ変わらせたおかげです。1789年の革命後に放棄されたこの宮殿は、1837年にルイ・フィリップ1世によって「フランス歴史博物館」として改修・開館しました。「フランスのすべての栄光に捧げる」というコンセプトのもと、旧体制・革命・帝国・王政復古のいずれの時代も包括し、王室のアパルトマン、サロン、鏡の回廊がすべて一般公開される歴史の現場となりました。
十字軍の間
5つの「十字軍の間」は、ルイ・フィリップが1843年に開設した展示スペースで、歴代の十字軍遠征にまつわる紋章と遺物が展示されています。その意図は純粋な歴史的関心だけではありませんでした。七月革命後に即位した「市民王」ルイ・フィリップは、1830年にシャルル10世への忠誠を理由に辞職した旧貴族たちを懐柔する必要がありました。ヴェルサイユ宮殿の壁に家紋を飾ることは、象徴的な承認のしるしでした——十字軍に参加した祖先がいると証明できれば、紋章の登録が認められたのです。ヴィクトル・ユゴーはこの事業を支持し、「ルイ・フィリップがヴェルサイユで行ったことは善い……これほどの作品を造ることは、偉大な王であり、公正な哲学者である証だ」と述べています。
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ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場
ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場は、ルイ15世の治世最後を飾る傑作です。1770年に完成しましたが、それはまさに彼の孫でのちのルイ16世とオーストリア大公女マリー・アントワネットの婚礼が行われた年のことでした。建築家アンジュ=ジャック・ガブリエルが設計を担い、1768年に着工しました。目的のひとつは、この王室婚礼にふさわしい格式ある上演の場を用意することでした。ルイ15世はこの歌劇場をもって、太陽王が一世紀をかけて追い求めた大事業に終止符を打ちました。「数年前、あの婚礼において、ルイ15世は太陽王の傑作を完成させた」と言われています。
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王妃の小アパルトマン
「王妃の小アパルトマン」は大アパルトマンの背後に隠れるようにして存在し、2つの内庭に面したいくつかの部屋で構成されています。フランス王妃マリー=テレーズ、マリー・レクザンスカ、マリー・アントワネットが実際に暮らした私的な空間です。一般に公開される大アパルトマンとは異なり、ここは王妃たちが日常生活を送り、入浴し、家族と過ごした場所でした。現在各部屋は、1789年10月6日——マリー・アントワネットが宮殿を去った日——の最後の状態に復元されています。
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密書の間
「密書の間」は、国王の小居室群に設けられた質素な執務室です。 🔒 ガイド全文を解錠
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王妃の大居室
王妃の大居室は5つのサロンからなり、宮殿中央棟の1階に位置するフランス王妃の公式謁見空間です。 🔒 ガイド全文を解錠
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国王の小居室
「国王の小居室」、あるいは「国王の内廷居室」とも呼ばれるこの空間は、大居室の奥に位置し、二つの内庭に面した幾つかの部屋からなります。 🔒 ガイド全文を解錠
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デュ・バリー夫人の居室
「デュ・バリー夫人の居室」は宮殿中央棟の2階にある13の部屋からなり、ちょうど国王の小居室の真上にあたります。 🔒 ガイド全文を解錠
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ポンパドゥール夫人の居室
「ポンパドゥール夫人の居室」は、国王の大居室の真上にあたる最上階(attique)に位置します。 🔒 ガイド全文を解錠
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国王の大居室
国王の大居室は7つのサロンからなり、ルイ14世が公の日常を送った中心的な舞台です。 🔒 ガイド全文を解錠
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戦争画廊
「戦争画廊」は長さ120メートル、幅13メートルで、南翼1階のほぼ全長を貫いています。 🔒 ガイド全文を解錠
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国王居室
「国王居室」はルイ14世、ルイ15世、ルイ16世にとって最も私的な生活の核となる空間で、宮殿の「旧城館」部分にあり、大理石の中庭に面しています。 🔒 ガイド全文を解錠
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ヴィクトワール夫人の寝室
あなたが今立っているこの場所で、かつてルイ14世が入浴していました。 🔒 ガイド全文を解錠
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名誉の中庭
「名誉の中庭」はヴェルサイユ宮殿への最初の中庭で、武器広場の奥、王室の中庭の手前に位置し、南北の両側には大臣棟が、東側には名誉の鉄柵が広場との境界をなしています。 🔒 ガイド全文を解錠
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大理石の中庭
「大理石の中庭」はヴェルサイユ宮殿で最も古い中庭の核心部分で、白黒の大理石敷きが特徴です。 🔒 ガイド全文を解錠
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牝鹿の中庭
「牝鹿の中庭(Cour de la Biche)」はヴェルサイユ宮殿北翼西部の内庭で、四つある内庭の一つです。 🔒 ガイド全文を解錠
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王子の中庭
「王子の中庭(Cour des Princes)」は宮殿の市街地側にある外庭で、その名は南側の「王子棟」(南翼)に由来します。 🔒 ガイド全文を解錠
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王室の中庭
「王室の中庭(Cour Royale)」は大理石の中庭へ向かう最後の中庭で、名誉の中庭、王室の中庭、大理石の中庭と縦に並ぶ三つの中庭の真ん中にあたります。 🔒 ガイド全文を解錠
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ヴェルサイユ国会議事堂
ヴェルサイユ宮殿の「国会議事堂(Salle du Congrès)」は、最初から設計されていたものではありません。 🔒 ガイド全文を解錠
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ルイ16世の図書室
「ルイ16世の図書室」は、ヴェルサイユ宮殿においてルイ16世が最も個人的な痕跡を残した空間であり、建築家アンジュ=ジャック・ガブリエルがここに残した最後の作品でもあります。 🔒 ガイド全文を解錠
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大臣棟
「大臣棟」は名誉の中庭の南北を挟む2棟の対称した付属建物で、ジュール・アルドゥアン=マンサールが1679年に、それ以前の4つの国務秘書院(1671年建設)を基に拡張して完成させまし… 🔒 ガイド全文を解錠
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戴冠の間
「戴冠の間」はそこに掛かる最重要の絵画から名を取っています——ジャック=ルイ・ダヴィッドが描いた《ナポレオンの戴冠式》です。 🔒 ガイド全文を解錠
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南翼
「南翼」はヴェルサイユ宮殿の付属翼棟の中で最も長いものの一つです。 🔒 ガイド全文を解錠
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テティスの洞窟
「テティスの洞窟(Grotte de Téthys)」は今日では存在しませんが、かつて17世紀のヴェルサイユ庭園で最も重要な設えの一つでした。 🔒 ガイド全文を解錠
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鏡の回廊
鏡の回廊は長さ73メートル、幅11メートル。 🔒 ガイド全文を解錠
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ヴェルサイユ宮殿礼拝堂
ヴェルサイユ宮殿礼拝堂は、宮殿内に設けられた5番目にして最後の礼拝堂で、1710年に聖別されて使用が始まりました。 🔒 ガイド全文を解錠
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北翼
「北翼」はヴェルサイユ宮殿の北側附属翼棟で、ジュール・アルドゥアン=マンサールが1685〜1689年に建設した古典主義様式の建物です。 🔒 ガイド全文を解錠
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ルイ16世のゲームのサロン
「ルイ16世のゲームのサロン」は国王の小居室の一室で、かつての「珍品の閣(cabinet des Curiosités)」——別名「勲章の閣」——の跡地に当たります。 🔒 ガイド全文を解錠
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御前会議の間
「御前会議の間(Conseil des ministres)」は、フランス王権がヴェルサイユで国政を決した部屋です——1682年から1789年まで、歴代国王はここで閣議を主宰し、国… 🔒 ガイド全文を解錠
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牛の目の間
「牛の目の間(Œil-de-bœuf)」は国王の寝室の直前の控えの間で、天井に設けられた楕円形の天窓——「牛の目窓」——からその名がついています。 🔒 ガイド全文を解錠
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貴族の間
「貴族の間(Salon des Nobles)」は王妃の大居室の第二控えの間で、王妃の寝室へ通じています。 🔒 ガイド全文を解錠
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国王の寝室
ヴェルサイユ宮殿の「国王の寝室」はルイ14世時代からの原品ではありません——1701年に、かつての「国王のサロン(salon du roi)」の跡地に、ルイ13世時代まで遡る場所に… 🔒 ガイド全文を解錠
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ヴェルサイユ宮殿
ヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)はフランスのイヴリーヌ県ヴェルサイユ市に位置し、フランス古典主義建築の頂点をなす存在です。 🔒 ガイド全文を解錠
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ヴェルサイユ条約の調印の場
鏡の回廊に立っているあなたは、単なる展示室にいるのではありません。 🔒 ガイド全文を解錠
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デュフール亭
「デュフール亭(Pavillon Dufour)」はヴェルサイユ宮殿本体への19世紀の増補部分で、1818〜1820年に建設されました。 🔒 ガイド全文を解錠
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ガブリエル亭
「ガブリエル亭(Aile Gabriel)」は、ルイ15世が1772〜1774年に建築家アンジュ=ジャック・ガブリエルに依頼して建設した棟で、名誉の中庭と礼拝堂の間に位置し、今日で… 🔒 ガイド全文を解錠
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よくある質問
ヴェルサイユ宮殿の中で見逃せない小さな見どころは?
大使の階段, フランス歴史博物館(ヴェルサイユ), 十字軍の間 など全 37 か所。すべて出典つき・多言語ガイドで、現地で読んで聴けます。
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